僕は構わないが

例えばガンダムウォーだと、ヴァリアブルみたいなカード作ったり制圧作戦をデッキ制限にしたり、G事故対策にセコセコ精を出しているわけで、まぁ世間的には「とりあえずG事故は嫌だよね」的な風潮がある。まぁ分かる。納得できる。
が、エクシアに始まる昨今の急激なパワーインフレが、相対的に「事故」の敷居を下げている事には、誰か何か思うところは無いのだろうか。


「G事故」という言葉には2つの意味があって、1つ目は「Gの展開が1ターン以上ストップする事」、2つ目は「Gの展開の遅れにより敗北する事」。だいたいの用途においては、この2つが綯い交ぜになっている。
例えば、それこそ14弾くらいの頃の青中速は、打点の開始が早けりゃ4ターン目に4点、大抵は5ターン目の3〜5点なんてものだった。その程度であれば、それこそ2ターン3ターンGが止まっても挽回が効いた。むしろその方が、余剰Gを引いていない事による手札の強さ的なものもあって、逆転→圧勝なんて展開も少なくなかった。
今だと4ターン目に完成形態やラスシューがリロイン、19弾アムロからもユニット展開して10点超え、なんてのはザラ。2ターン止まれば計30点。除去耐性やらブロッカー耐性やらは各ユニットが内蔵しているので、ちょっと手札が濃い程度では対処できない。
これを比べたとき、後者の方がより「1ターンの遅れが致命的となる」環境なわけで、即ち2つ目の意味で「より事故り易い環境である」と言える。
何の事は無い。ヴァリアブルが実質「特殊G」以上のカードパワーを持っていないんだから、であれば環境的に、事故の多いゲームに変化しているだけだ。事故が多いという事は、いわゆる「運ゲー」「引きゲー」にも通じる。


重ねて言うと、僕は別に気にしない。ゲームとして割り切っているつもりなので。
ただ、例えば2chなんかで「ランデス死ね」「破滅にエラッタ出ろ」などとヒステリックに叫んでいた人たちは、つまり「割り切れていない人」なんじゃないかと思うんだけど、そういう人にとって現状はどうなんだろうな、と。
いや、一日がどうとかエクシアがどうとか言ってるから、その辺はむしろ分かり易いのか。


あと全然関係無いけど、「陸戦型ジム(第07MS小隊機)」。カードパワーがどうこうよりも、このカードを使ったり使われたりすると、一々2枚見るのがテンポ悪くてイライラする。
パワーバランスはともかくとして、こういうカードデザインを見るに、テストプレイとか碌にやってないんだろうなーとか思う。攻撃通れば1枚自軍ハンガーへ、除去されたら1枚敵軍ハンガーへ、で良いじゃないか。