その男、タカ 加藤鷹ゴッドフィンガー伝説

ゴッドフィンガー伝説。ゴールドフィンガーじゃねーの?
タイトルからも分かる通り、加藤鷹を題材としたマンガです。プレイボーイ連載。全3巻。
AV男優を志す主人公相田周平がカリスマ男優加藤鷹に出会い、成長していくというのが大筋ですが、話の半分以上は鷹さんの過去を周平に語るシーンなので実質的に加藤鷹の半生を描いた自伝的作品にもなっています。

見所は、周平も含めた周りの人たちの凄まじい加藤鷹リスペクトぶり。こいつらぜってーホモだよそして鷹さんに掘られたがってるよ的人物が何人も出てきます。流石の鷹さんも体が保たない。
あとは、鷹さんの男前ぶりもやばい。読者を↑の一員に加わらせ様としている。名言連発で、その際いちいち見得を切るのがたまらない。笑い死ぬ。
作品の性質上、具体的なセックス描写もあるんですが、ボカシというかモザイクがあえてAV的なのも良い。小技が効いてる。

ただ、鷹さんがナルシストなのか、あるいは作画担当のもんでんあきこさんが鷹さんを好きすぎるのか(あとがきを読む限り、後者っぽい?)は分かりませんが、美化が凄い。読んでて「明らかにコレ別人だろ」ってのはあるので、その辺切り離して読んだ方が楽しめます。

その男、タカ―加藤鷹ゴッドフィンガー伝説(1)
その男、タカ―加藤鷹ゴッドフィンガー伝説(2)
その男、タカ―加藤鷹ゴッドフィンガー伝説(3)