ZZとZ

プラモ京四郎にZZZガンダムがいたって話を何かで聞いた気がする。

(戦闘フェイズ)《[2・4](1)》:このカードと交戦中の敵軍カード1枚を自軍ハンガーに移す。この効果は、敵軍プレイヤーが2枚以上の手札を全て廃棄する事で、解決に失敗する。

テキスト気持ち悪い。
手札を捨てたら解決に失敗する効果→手札を捨てる→解決に失敗する→解決に失敗したんなら、手札捨てる効果も適用されねーんじゃねーの
もうちょっと腑に落ちる書き方あるだろ。せめて狂乱の女戦士のテンプレ使うとかさ。


ちょっと話は反れるけど、報道された戦争の話。

(戦闘フェイズ):全てのプレイヤーは、手札X枚を選んで廃棄する。Xの値は、自軍国力の値を上限とする。

この後半のテキストは「効果」そのものを示したものじゃなくて「効果の性質」を示したもの。これは特にルール的根拠は無くて、要は「ジャッジとデザイナーの脳内ではそうなっている」ってやつ。CSとかのジャッジ裁定から学んだ。
これがどう違うかっつうと、もし効果を示したものであるならば、例えば「報道目一杯、カットインでモルゲン」というプレイングは成立しない。解決時に「Xの値は自軍国力の値を上限とする」を満たせていないから、解決に失敗する。
でもそうじゃなくて、実際は解決に成功する。これは何でかっつうと、後半のテキストは「効果」そのものを示していないから。どっちかっつうと「追加コスト」とか「タイミング」とかに近くて、要するにプレイする瞬間だけ満たせてたらokっていう条件。
将来的に報道が再録されたら、テキストが

(自動B):このカードをプレイする場合、Xの値は、自軍国力の値を上限とする。
(戦闘フェイズ):全てのプレイヤーは、手札X枚を選んで廃棄する。

とかそんな感じに変わるかもねー的な話もあった気がする。まぁ話半分。


そういう意味では、ある意味「宇宙を統べる者」もこの類型。

(自動B):このカードのプレイは、「プリベント」の影響を受けない。
(常時):このカット内の、(このカード以外の)全てのカードのプレイを無効にし、廃棄する。

もしこれが

(常時):このカット内の、(このカード以外の)全てのカードのプレイを無効にし、廃棄する。このカードのプレイは、「プリベント」の影響を受けない。

ってテキストだったら、探すまでも無い粗になってたと思う。


で、話を戻す。
現実的に判断するならこのZZZのテキストも、これらの類型って感じになるんかな、と。「『効果』の外にいる効果」って言うか。
結局は「直感的に読めばok」って事になるので、ルールに首突っ込んでる人じゃなければ関係無いんだけど。
まぁ気持ち悪さは残ったままだし、仕事ができないデザイナーの脳が爆発しますように。