ガトーとシロッコ

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一つは、8弾ガトーの能力は、セット先のガンダムから見た「敵軍効果による移動」である事。これは転向などと同じで、逃避行とは異なる。これはテキストの「自軍本国に移す」という記述から分かる。
もう一つは、同能力は「待機中の効果」を発生し、ターン終了時にそれが適用されるという段階を踏む効果である事。これは破滅の終幕と同じ。
この事から、8弾ガトーが乗ったガンダムはターン終了時の時点で15弾シロッコの能力で「移動しない」状態になってるので、奪う事ができない。


余談その1。
例えば16弾ウッソなどの転向的タイミングで奪うキャラクターであれば、シロッコは無視できる。
ウッソを敵軍ユニットを対象にプレイした場合、ウッソは自軍カードとして場に出る。敵軍カードとして場に出てセット先を自軍本国に持って来る、という効果では無い。このため、シロッコの自動A能力が影響する隙間は無い。
ガトーにはタイムラグがあるから、そこに付け込まれるという形になる。


余談その2。
仮にシロッコの能力が「移動しない」では無く「対象にならない」である場合、ガトーで奪う事ができる。
対象が対象として適正かどうかのチェックは、効果のプレイ時・解決時には発生するが、待機中の効果の適用時には発生しない。
ただし、「全ての」という記述がある場合は例外となる。待機中の効果を発生する最も有名なカードが破滅の終幕という「全ての」という記述を持つカードであるため、勘違いされ易い。


余談その3。
上述した様に、ガトーの能力はセットした時点で解決済み・適用待ちの状態にある。
例えばガトーだけを慈愛で食うなどで除去されても、ターン終了時に奪う効果が起動しなかったり無効になったりという事は無い。