切り札

いわゆる、「切り札」って言葉があるけど、ガンダムウォーにおける「切り札」って何だろう? という。つーかガンダムウォーに限らず、TCGなら何でもそうなんだけど。
結論から言うと、切り札ってのは何もパワーカードがどうとかじゃなくて、つまり「手札にあるカード」の事。手札にあれば、何でも全部そう。もっと具体的に言えば、自分の取れる行動の内で、相手にその存在がバレていないもの。
例えば手札のカードを場に出す行動って、「非公開情報を公開情報にしてしまっている」という形でアドバンテージを損失しているのね。じゃあなぜそんな行動を取るのかと言うと、それに見合う別の形のアドバンテージが得られるから。クロックを作るとか、ボードコントロールを確立するとか、そういう見返りがあるから。
逆に言うと、それに見合わないアドバンテージしか得られないのであれば、手札を展開する意味って無いんよね。例えば完全な余剰Gであれば、場に出すより握っとく方が強い。
もちろん、将来的な国葬や慈愛を見越すのであれば、余剰Gを展開するのも良い。最近ならエースとかもある。いやいや、僕が言いたいのはそういう事じゃなくて、「アドバンテージを失っている事を知っておいてね」という事。
極端に言えば、手札0枚とかね。「滅多打ち」ってあるじゃない。女スパイでも良いけど。要はその辺撃ってる状況なわけよ。なんにも考えずに場だけ見て、そのターンは最大効率の詰め将棋すりゃ良くなるの。その結果得られるアドバンテージの量を考えたら、そのゲーム自体に勝っちゃうよ。
遊び半分に対戦してる時とか、大会上位で賞品パック掛かってる様な状況ならともかくね。例えば大会に向けて調整している様な場で「うわーまたムダヅモしたわー引き悪いわー」みたいなノリで手札見せられてもね。わざわざ「あれ見えてなかったとしたら、どう動くのが最善か」みたいに考えんといかんから、楽しい楽しくない以前に普通に邪魔だから止めようねという。