ド級諸々

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ド級持ってるカードが強いか弱いか」というざっくりした話をするなら、「弱い」方向にあるってのは間違い無いと思う。理屈で言えば、ド級の「防ぐ事ができない」にパワーを割いちゃってるわけだから、その分他の所(=メインの効果)が間違いなく弱くなる。ザ・ワールドはスタープラチナより止められる時間が長いわけだけど、その能力にスタンドパワーを割いてるから、オラオラ無駄無駄の応酬では不利だった。それと一緒。
またその「防ぐ事ができない」も、必ずしも重要な効果というわけでは無い。これは、例えば破滅の終幕など「防ぐ事ができる」のに「強い」カードがいっぱい存在する事の裏返しになる。


ただこれは、あくまでカード単体での話。
偏光メガ粒子砲ってカードは、これにしかできない仕事が結構いっぱいあって、ド級とか関係無しに普通に「カードとして」頭一つ抜けちゃってる。そこから「どのデッキが偏光メガ粒子砲を一番上手く扱えるのか」という話になって、デンドロビウムの話になってくる。
で、デンドロビウムの能力的にサブのド級がチマチマ積まれて「デンドロで引っ張ったら強いね」という評価に落ち着く。クソみたいな性能のIフィールドジェネレーターだって、デンドロかステイメンだけ守ったら勝てるデッキだからそれで問題無いわけだし、爆導索だってワイドショットだってファンネルコンテナだって「偏光メガ粒子砲の隙間を埋める」カードとして十分以上の性能だ。
結果として、ド級は「ド級ってだけで、そこそこ偉い」みたいなポジションにもいたりする。これは、カードとカードのシナジーの話。


これはクインマンサなんかも一緒で。
適当に撃ったドローコマンドにカウンター飛んできたり、適当に殴ったユニットがバウンスされるくらいなら何でも無くても、その「オマケ」で祭りが始まって本国半分持って行かれたりするわけだから、これは相当なプレッシャーになる。
言い換えれば、クインマンサは「(自動B):このカードが手札かジャンクヤードにある場合、敵軍プレイヤーは基本的にコマンドやオペレーションをプレイする事ができず、ユニットを出撃させる事ができない」という能力を持っている事になる。
ド級そのもののパワーでは無いけれど、このシナジーのお陰で、「クインマンサと同じデッキに入ってるド級は、強い」という事になる。V作戦が魂の輝きに化け得るんだから。


結局のところ、ド級はそれ単体では「対策の対策」でしか無いわけだけど、幸いにもド級絡みでのシナジーも十分用意されているわけだから、そこを活かして「対策の対策」に留まらない運用を心がけましょうねという事ですね。
まぁこれは何でも一緒。
核の衝撃や破滅の終幕が強いのは、自分のデッキが「リセットが掛かる事を前提として組まれている」のであって、しかし対戦相手のデッキはそうじゃないから。その結果として核や破滅というカードが強いという事になっている。